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一人っ子は嫌われる?自己中・ヤバいと言われないための育て方

一人っ子はなんとなく「わがまま」のようなイメージが先行します。筆者が過去に出会った人の中には、「一人っ子はろくなやつがいない」といった強めの偏見を持っている人も。確かに一人っ子特有の性格は、一部嫌われてしまっても仕方のないようなものもあります。では実際のところ、一人っ子はどのような点で嫌われがちな性格と思われてしまうのでしょうか。詳しく解説していきます。

一人っ子がやりがちな嫌われる行動4パターン

一人っ子は次のような行動をしがちで、それが悪い印象を与えることも多いです。

単独行動をしがちで、それが自己中だと思われる

一人っ子は単独行動を好みます。大勢といるよりも一人で行動するのが楽という感じです。これはご飯に行くとかなら全然問題ないのですが、「みんなで行動すべき時」でも、一人だけ違うことをしたりしてしまうことも。わがままを言うというわけではなく、例えば「みんなでどこ行く?」みたいな話をしている時に「自分はやめとくは」のような、ノリが悪いという感じです。他の人からすると、集団の和を乱していると思われても仕方ありません。こういった行動をナチュラルにしてしまうと、自己中だと思われて嫌われてしまいます。

周りの空気を読めない発言をする

一人っ子は空気を読んでいるつもりで、全然読めていないということがあります。きょうだいとの関係性から得られる経験値がないので、複数人の場での振る舞いを間違えても、指摘されることもありません。そもそも誰かと共同で何かをするというのが日常的にあるものではないので、周りの様子や空気を読めないまま、主張だけは一人前にしてしまい、周囲からの反感を買ってしまうこともあります。

例えば、全員で話し合いをしている時に、代案がないのに否定的な意見を言ってしまうといった具合です。

またきょうだいがいれば、例えば兄が怒られているのを見て学ぶといった学習ができますが、一人っ子はそういったモデルがいません。こういう行動はOKで、これはNGといった経験値が蓄積されないので、人と一緒にいる時に空気を読めない行動を取ってしまう人もいます。

プライドが高く非を認めない

一人っ子で特に男性はプライドの高い人が多いです。自己肯定感が高いというポジティブな面でもあるのですが、それが過剰になりすぎると、自分の価値を高く見積もってしまうこともあります。これは、幼少期から褒められるのが当たり前だった環境が影響していると考えられるでしょう。

また兄弟間の争いが身近な環境になく、負け慣れしていないゆえに、自分の非を素直に認められなかったり、謝るのが苦手な一人っ子も珍しくありません。また、否定されると過剰に反応したり、敵対心をむき出しにしたりするなんてこともあります。これらはまさにプライドが高い振る舞いといった感じでしょう。

気を遣えない

なかなか上手く気を遣えない人も多いです。基本的に「自分は自分、他人は他人」と考えているのはもちろん、幼い頃から同じ空間に他人がいることがないので、他人に気を配るというのがなかなか身についておらず、視野が狭いというマイナス面があります。これは学校というより社会に出てからけっこう苦労する部分です。

例えば「普通こういう時は、率先して手を挙げるよね」みたいなことでも、一人っ子はわりと集団で受け身な姿勢なことが多く、あまり気が利かない傾向にあります。気が利かないというのも、幼少期から「大人がいろいろしてくれる」という状況だったため、「自分から何かをする」というのがナチュラルにできないのです。

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社会性を身に付けさせるために一人っ子ママが意識していること

では嫌われるような行動を取ってしまう子どもにしないために、一人っ子ママはどのようなことを意識しているのでしょうか。

友達と遊ぶ機会をたくさんつくる

なにはともあれ、社会性を身に付けるなら、同じ年頃の友達の輪に入るのが一番です。きょうだいがいない分、そういった機会を意識的に作ることで、コミュニケーションの総量が増え、人と関わる時に「何をしていいか/何をしたら悪いか」が感覚的に身につくようになります。

わがままを聞きすぎない・甘えさせ過ぎない

わがままを聞きすぎない・甘えさせ過ぎないのように、あえて厳しく子育てをしている一人っ子ママさんも多いようです。一人っ子はイメージだけで「わがまま」といったネガティブを持たれるため、そうならないように意識しているといったところでしょう。実際、一人っ子は過保護にならないよう、やや厳しめに育てられるので、全くわがままじゃなかったり、協調性があったりという人も多いです。

習い事に積極的に参加させる

習い事から学べることもたくさんあります。特に集団のスポーツなどをさせることで、年上・年下とのコミュニケーションを経験できます。きょうだいのいない一人っ子は、こういった年齢差のある相手とのやり取りが希薄になるので、習い事に参加させるのはかなり効果的でしょう。

幼稚園や保育園に早めに通わせる

幼稚園や保育園に早めに通わせるという一人っ子ママさんもいます。一人っ子は年齢が近い子どもとの関わり方をきょうだい間で学べないので、いきなり小学校に入ると、上手く輪の中に入れなかったり、反対に変な距離の詰め方をしてしまったりする可能性があります。そういった部分をなるべく早い段階で身に付けさせるという意識も重要です。

子ども同士が遊べそうなママ友を作る

一人っ子ママ自身が、子ども同士が遊べるような交友関係を築くという努力をしている人も多いようです。親同士が仲が良ければ、一緒に出かけたりする中で、まさにきょうだいのような身近さで同い年くらいの子どもとかかわることができます。これは普通の友達や習い事よりも身近な存在となりますので、非常によい試みだと言えそうです。

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