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一人っ子は仕事できないって本当?社会性がなくてすぐ辞める?

「一人っ子は仕事ができない」というネガティブなイメージをお持ちではないですか?

結論から言うと、それはある条件付きで正しいと思います。条件付きというのは、「一人っ子である」ことと「集団の習い事経験がない」ことが掛け合わさると、仕事ができない人間になりやすい、ということです。

この記事では、仕事ができない一人っ子とそうでない人の違いを明らかにしていきます。

そもそもどういう点で「一人っ子は仕事ができない」という評価を受けるのか

一人っ子が「仕事ができない」と評価される点は、主に以下の3つです。

社内外のコミュニケーションが上手くできない

一人っ子にはコミュニケーションが苦手というイメージがあり、またその通りという人も多いと思います。幼い頃から家庭というコミュニティ内で、きょうだいとやり取りするといった経験がないため、どうしても人との距離感の取り方や雑談が下手という人が多くなります。社会に出て仕事をする際、業務の技術や能力よりも、人間関係を上手くやるスキルの方が断然重要となります。

いくら能力が高くても、コミュニケーションに難があれば、意思疎通が上手くできず、仕事を円滑に進めることができません。仕事をする上では、上司や他部署、社内外の人と積極的にコミュニケーションを取って、関係性を築いておくというのが基本となるのです。例えば、急に無理な締め切りの納品をお願いすることになったとしても、普段から雑談などを通して距離が近い人から頼まれるのと、そうでない人から頼まれるのとでは、了承してくれる可能性は違ってくるでしょう。一人っ子はそういった人間関係構築の積極性が足りていない人が多いです。どちらかというと職人気質が多いのですが、職人気質だけで乗り切れるような仕事はほとんどなく、たとえクリエイティブな仕事であっても、社内外のコミュニケーションの重要性は変わりません。

自己流で仕事をしてしまう

一人っ子は何事に対しても自分のやり方を持っていることが多く、それが仕事の場でネガティブな印象を与えてしまっているかもしれません。例えば、自分のやり方が効率的と思ったら、上司に言われたことよりもそれを優先してしまうという人もいるのではないでしょうか。仮にその自分のやり方の方が効率的だったとしても、上司からするといい気はしません。こういった些細なところで、余計な反感を買ってしまっているというのも、一人っ子にありがちです。また、その自分のやり方が間違っていたとしても、変に頑固でプライドが高いところがあるので、そのやり方で結果を出して見せようといった力の入れ方をしてしまうことも。こういったところで、社会性がない・頑固といったネガティブな評価を受けることがあるのです。

忍耐力がない

実際はどうなのかに関わらず、一人っ子は忍耐力がないというイメージを持たれがちです。おそらく「甘やかされて育った」「わがまま」のような認識が、そういうイメージにつながるのでしょう。実際のところ一人っ子だから甘やかされるといったことはそんなになく、むしろ一人っ子の親はそういったことを言われないように、厳しく育てようとする人が多いものです。

とはいえ、きょうだいがいる家庭と比べると、やはり勝負慣れしていないということもあって、メンタルが強いかというとそうではありません。喧嘩で負ける、あるいはきょうだいと比べられて悔しい思いをするといったことがないので、周りからすると些細なことでも、メンタルブレイクしてしまう人もいます。

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【結論】一人っ子 × 集団の習い事経験がない=「仕事ができない」になりやすい

上記であげた「一人っ子が仕事ができないという評価を受ける要素」は全て「社会性・人間関係」という点で共通しています。

学校に通い始めればあまり関係ない

確かに、一人っ子はきょうだいがいる場合と比べてコミュニケーションを取る機会は少ないかもしれませんが、それも6歳くらいまでの話であって、それ以降は学校や習い事など、環境はがらりと変わります。人の性格は環境に大きく影響されるものであり、中学、高校と年齢があがるにつれ、家庭内よりも友達や他のコミュニティで過ごす時間の方が当然長くなります。社会に出て働き始める頃までに過ごす環境を見てみれば、一人っ子環境の影響はそれほど大きくはないと考えるのが自然でしょう。

集団の習い事やクラブ活動は絶対に大事

とはいえ、筆者が一人っ子に必須条件と考えているのが、集団の習い事です。例えば、サッカーや野球、バスケットボールなど、チームプレーのスポーツなどがそれに該当します。そういった習い事をする中で、協調性やコミュニケーションを学ぶことができます。チームプレーのスポーツは単に技術があるだけでは意味がなく、仲間通しで連携を取って同じ目標に向かって共に行動していきます。チーム内には先輩も後輩もいて、それぞれとの関係構築やコミュニケーションを自然と学んでいけます。これは社会に出てからの仕事と全く同じです。時に理不尽な目に遭ったり、叱られたり、という点でも共通しています。

もし一人っ子で、集団の習い事をしないと

その場合は、チームで協力して何かをする経験や、同じ目標を持った他者とのコミュニケーション量が相対的に不足します。筆者の周りでも、一人っ子で、部活やクラブ活動もしてこなかった人がいますが、その人は先輩・後輩がそもそもおらず、年が違う人とのコミュニケーションが圧倒的に苦手です。また、確かに打たれ弱い部分もあり、社会1年目で早期退職しています。年上の人から叱咤される経験がないので、少々怒られただけでパワハラを受けているといった認識をしてしまい、どんどんメンタルが弱っていったようでした。もちろん、集団の習い事経験の有無だけではない性格面の部分もありますが、やはり一人っ子はあえて集団の中で厳しい目にあう経験を、幼い頃からやっておいた方が良いのではないかなと思います。

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