一人っ子っぽいという言葉には、多少ネガティブなニュアンスが含まれがちです。なので「一人っ子でしょ」と言われると「どの辺が?何を根拠にそう思われたのだろう?」と気になるかと思います。そこでこの記事では、一人っ子に共通する特徴を解説します。この記事を読めば、他人から見たらどんな人が一人っ子っぽいのか、その特徴が分かります。
【男女共通】一人っ子の特徴
まずは男女共通で見られる一人っ子の特徴を紹介します。
他人に興味がない
一人っ子は他人にあまり興味を示しません。自分は自分、他人は他人と考えているので、人が何を考えているのか、何をしているのかといった部分に関心が向かず、積極的に他人のことを知ろうとしません。逆に言うと、自分のことを知ってもらいたいという感情も特にないので、何を考えているか分からないと言われることも多いです。
会話で質問をしない。コミュニケーションが苦手
一人っ子は他人に興味がないので、会話の中で質問をしない特徴があります。質問は会話の基本ですが、それをうまくできないので、会話が弾まず、コミュニケーション全般が苦手な人も多いです。
気を遣えない
コミュニケーションが苦手という点でいうと、なかなか上手く気を遣えない人も多いです。基本的に「自分は自分、他人は他人」と考えているのはもちろん、幼い頃から同じ空間に他人がいることがないので、他人に気を配るというのがなかなか身についておらず、視野が狭いというマイナス面があります。
物欲がない
一人っ子は物欲がない人が多いです。幼少期から何かが手に入らないとか、何かをきょうだいに奪われるといった経験もあまりなく、また興味の幅もそこまで広くないので、欲しいものを聞かれてもすぐに答えられないことが多々あります。
食べ物にあまり興味がない
食べ物にあまり興味がない人も多いです。食の好みも偏りがない代わりに、好きなものも嫌いなものもない、といった具合で、それほどこだわりを持っていません。
良くも悪くもマイペース
一人っ子はきょうだいに合わせて行動することがないので、マイペースに育ちます。せかせかしてなくて良い面もありますが、一人っ子っぽいという場合はだいたい悪いニュアンスを帯びています。協調性がなく、和を乱す行動を無意識に取ってしまいがちな一人っ子は、集団行動が重視される局面では、ネガティブな印象を持たれます。
無気力で競争心がない。現状維持
一人っ子はぼんやりしていたり、無気力っぽく見られることがあります。ガツガツ行動して誰かに勝って上を目指そうといった原動力はそれほどなく、現状維持ができれば良いと考える人も。
歩くのが遅い。テキパキしてない
一人っ子は体の動きも遅めであることが多いです。歩くのも遅く、テキパキとは真逆のゆったりした行動をとります。テキパキした人ばかりの職場では浮いてしまうことも多いでしょう。
オタク気質
一人っ子は興味のあることはとことん追及する人が多いです。オタク気質のような感じで、あるジャンルにはとにかく詳しいこともあります。一人っ子は誰かと一緒じゃなくても楽しめる遊びをすることが多いので、エンタメコンテンツや何かのコレクションなど、オタク的な趣味を好みがちです。
純粋で人をすぐ信じがち
一人っ子は真正面からきょうだい喧嘩をすることがないので、人の悪意や敵意を浴びる経験がありません。なので、小学校にあがった時に、「意地悪してくる人」に出会い、その存在が理解できないという人も多いです。基本的に悪意に触れずに育ったため、純粋で人をすぐ信じがちです。
一人行動が好き
休日の出来事などを話していて「一人でどこどこに行ってきた」という話をよくする人は、「一人っ子?」と言われることもあります。一人っ子は基本的に一人行動が好きで、誰かと無理に群れようという考えがありません。かと言って誰かといるのが嫌なのではなく、あくまで誰かといても、一人でも楽しいという感じです。
長い間恋人がいないことが多い
一人っ子は、他人にあまり興味を示さず、出会いが生まれるような大勢のコミュニティにも属さないので、恋人がいない期間が長くなりやすいです。無理に誰かと合わせるのが苦手なので、あんまり好きとは思えない人と試しに付き合ってみるということもほとんどありません。なので結果的に、なかなか恋人ができないということが往々にしてあるのですが、一人っ子は一人の空間に慣れているので、あまり寂しいと感じることはありません。
独り言が多い
周りに誰もいない空間が当たり前で育ったので、つい独り言を言ってしまうことが多々あります。何かを考える際も、言葉に出してみる人が多いですね。
自分ルールや変なこだわりが強い
一人っ子は自分ルールや変な部分でこだわりをもっていることが多く、周りから理解されないことも多いです。またその自分ルールやこだわりを周囲の存在に乱されるのを嫌います。あまり物事に興味を持たないのですが、一度興味のある対象ができたらとことん突き詰める特徴があります。
我関せず、我が道を行く。空気が読めない
一人っ子は我関せず、我が道を行くといった特徴があります。なので物事に積極的に関わると言うよりかは、遠目から傍観しているという場合が多いです。集団の中心に立ってグループを回すのではなく、その集団から外れたところで自分の感覚や判断基準に従って行動するので、空気が読めないといったネガティブな印象を持たれることもよくあります。
周りより大人っぽい
幼少期から大人とばかりコミュニケーションを取る一人っ子は、周りよりも大人っぽい性格になることが多いです。特に学生時代は、早熟・大人びているというイメージを持たれます。
【男性編】一人っ子の特徴
男性ならではの特徴を紹介します。
食べるのが遅い
一人っ子男性は、食べるのが遅い人が多いです。男性は基本的にさっさとご飯を食べる人が多いですが、一人っ子は幼少期から家族と一緒にゆっくりご飯を食べることが多く、また早く食べないときょうだいに取られるということもないので、ペースを乱されることはありません。そのため、食べるのが遅く、また小食であることも多いです。
喧嘩が苦手で衝突を避ける
一人っ子男性は、他の男性よりもあきらかに喧嘩慣れしていません。また、喧嘩をするにしてもやり方が分からないという感じです。そもそも真正面から衝突するくらいなら、自分が引けばいいやくらいに考えている人も多いです。
ガツガツしてなくてハングリー精神がない
一人っ子男性は、ハングリー精神がない特徴があります。ガツガツしていなくて、強烈なモチベーションに突き動かされて何かを達成するということもそんなにありません。良い意味で余裕感のある雰囲気やたたずまいである一方、行動力に欠ける一面もあります。
穏やかな性格なので「良い人そう」と言われる
一人っ子男性は、争いを好まない平和主義で、穏やかな性格をしています。そのため「良い人そう」という印象を持たれやすいです。表面的にはポジティブな印象ですが、女性から「良い人そう」と言われるのはあまり良いことではないと思います。穏やかな性格は見方を変えれば、闘争心などの男性的な魅力が欠けているとも言えてしまいます。
【女性編】一人っ子の特徴
女性ならではの特徴を紹介します。
ほんわか・おっとりしている
一人っ子女性は、ほんわかでおっとりしている雰囲気の人が多いです。ゆったりとした雰囲気で、男性から好意を寄せられることもしばしば。
世間から少しずれている不思議ちゃんな雰囲気
一人っ子女性は、世間から少しずれている不思議ちゃんな雰囲気であることも多いです。周囲にあまり気を遣えなかったり、その場にそぐわない発言をしてしまったりと、コミュニケーションが苦手なところが悪い方に出てしまうパターンです。本人は何がズレているのか分からないので、周囲も指摘しづらく、不思議ちゃんな性格という印象を持たれてしまいます。
親と仲がいい
一人っ子女性は、母親と仲が良い人が多いです。しょっちゅう電話したり、一緒に買い物をしたりと母親と友達のような距離感で接しています。この距離感は社会に出てからもあまり変わらないので、周りからすると親と仲が良すぎと思われて「一人っ子っぽい」と言われることもあります。
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